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第13話 作戦会議

Author: あるて
last update Petsa ng paglalathala: 2026-05-27 06:00:10

 ――リンゼン帝国 総指揮所――

「ハワード王国軍、ここより二日の距離に展開。その数五万」

 斥候の報により間もなく敵軍と遭遇することが分かったリンゼン帝国軍の兵営地では、さっそく作戦会議が開かれていました。

 総指揮官であるローゼンベルクがまず口を開きます。

「ふん。前回から二万しか増やせなんだか。所詮は|僻地《へきち》。その辺りが限界であろうな」

 その口元には笑みが浮かんでいます。

「しかし大臣、前回はそれよりも少ない数にやられたのです。寡兵と言えど侮ってよいものではありません」

 毅然とした態度で慢心を諫めるヴィルヘルムの言葉に、苦々しい表情を隠そうともしない大臣。

 心の中で(皇帝の腰巾着めが)と蔑んでいるのが見て取れます。

「言われなくても分かっておる。そのため兵どもに厳しい訓練を課し、精鋭に育て上げたのだぞ。鍛え上げた我が兵の実力を黙って見ているがよい」

 吐き捨てるように言い放つ大臣ですが、ヴィルヘルムは怯むことなく返します。

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